11月2日グループワーク

よこうちクリニックでは月に一度、土曜日に発達障がいグループワークを行っています。
2015年に始まり、2019年3月で30回を超える開催になります。

11月2日のグループワークには約25人の方々が参加されました。

このブログを通して、参加した方、参加していない方、どちらの方々にも振り返りや今後の日常活動にすこしでも参考にしていただければ幸いです。

グループワークでは前回のアンケートで頂いた質問に横内院長がお答えするコーナーがあります。

今回シェアされた質問は以下のとおりです。

  • 家の片づけが出来ない
  • 薬を飲み忘れてしまう
  • 障害者雇用で就職したが上司からのパワハラなど、障害に対する配慮がなされていない。
  • 母も発達障がいでお互いにぶつかってしまう
  • ピアサポートの計画はあるか
  • 障害を受け入れられない
  • 自立に向かって本人の意思を変えるには
  • 真っすぐに歩けない
  • 人の視線が怖い
  • 発達障がいと反抗期、性の問題
  • 波が激しく周りを振り回してしまう

この中から

「母も発達障がいでお互いにぶつかってしまう」

に対する院長のアドバイスをご紹介します。

※回答は文章化するにあたって加筆されています。

「お互い言い争いになるときは、しばらく別々の時間と場所でお互いをクールダウンしましょう。

お互い気持ちが落ち着いたら状況や話の成り立ち等を冷静に、相手を非難するのではなく話し合いましょう。

それでも平行線であれば、そのままで、主治医、もう片方の親等の意見を聞くことも大切です。」

ミニ講演の後の話し合いでも、家族や他の人と衝突した時の対処法として、「その場を離れてクールダウンする」方法をとっている、という方が何人かいました。

回答に織りまぜたミニ講演の内容の一部です。

「自立とは、自律と他者援助で成り立っている」

「自分で出来る(自律)ことと、自分でできないことは他者に援助を求める力を持つことで自立が成り立ちます。」

「10代の反抗期までに、この他者に援助を求めてうまく解決できたという成功体験を作っておくことが大切」

質問回答・ミニセミナーの後は約1時間、院長と看護師の立ち会いのもと、参加者の方々が お互いに日々の悩みや実践している工夫など、話し合いが行われました。

次回は12月7日(土)13:30~、ご参加をお待ちしています。