2025/02/18
2025年2月1日、クリニック奥の多目的室で、いつも形式でグループワークが行われました男性5人、女性6人、内、初めての参加の方が2人、ご家族での参加もありました。
今月のテーマは
1「交友関係を広げるには」
2「独り言についてどう対応すればよいか」
どちらのテーマも参加者の方からのリクエストです。
交友関係については、信州大学医学部 本田秀夫教授が代表理事を務める「ネストジャパン NEST JAPAN」の紹介がなされました。
以下ネストジャパンのWebサイトより引用です。
“ ネストジャパンとは、
活動の目的
わが国では、発達障害に対する啓発が十分とはいえず、多くの発達障害の子どもたちとその家族は、さまざまな誤解のもとで社会参加に制限を受け、孤立し不登校やひきこもりの状態になったり、二次的な精神障害を併発するなどのリスクが高いことが指摘されています。一般の子どもたちとペースが合わず、仲間や活動拠点を得ることに失敗してしまったり、家族も苦しみ、孤立感を味わうことも少なくありません。
発達障害の人たちとその家族が当たり前に生活できるためには、同じ感性、同じ悩みを共有し、自分のペースで活動することが自然と受け入れられるような仲間づくりと拠点づくりが必要です。
ネスト・ジャパンは、発達障害の人たちおよびその家族を対象とした、仲間づくりや余暇活動の支援、個別の相談、専門家の人材育成などを行うことを目的として、発達障害およびその関連領域の福祉と教育の向上に努め、社会の利益増進に寄与することを目的としています。 https://www.nest-japan.org/ “
学校や職場での繋がりとは異なる、年齢や学年、上下関係を超えた交友の大切さが話されました。
「自分の好きなことを、趣味を同じくする他の人と心置きなく話ができるだけでも孤立しない」
まだ関西圏では十分に活動が広がっていない現状も話されました。
「独り言についてどう対応すればよいか」についてはご家族からの質問が多くありました。
ストレス解消のための「ぼやき」と幻聴との違い、周りの状況による違い、などが説明されました。
ミニ講義の後のグループワークでは参加者の方同士の経験談やアドバイスのやり取りが多くあり、そこから交友が生まれる様子もうかがわれました。
次回は3月1日です。
テーマは
・「感情のコントロールについて」です。
たくさんご参加下さい。